たらこの日記

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【メルマガ】「週刊金融日記」 第255号 を読んで、「源泉徴収」と「年末調整」の仕組みについて調べてみた

皆さんご存知「週刊金融日記」に以下のような記載があった。

よく、日本の源泉徴収の仕組みを、サラリーマンを搾取するための陰謀だ、などという人がいますが、あれは完全なデマです。源泉徴収と年末調整は、世界に誇る本当によくできた仕組みです。あれでサラリーマンは業務に集中できます。

週刊金融日記 第255号 みなさん確定申告はお済みですか、他 : 金融日記

このあたりの内容に弱い私は「源泉徴収」「年末調整」というキーワードを正確に説明できないことに気づいた。そこで備忘録的ではあるが、ざっくり調べてみたので紹介したいと思う。

サラリーマンが納めている税金

サラリーマンの毎月の給料からは、税金が天引きされている。その他にも、社会保険料などもあるが今回の説明からは割愛する。天引きされている税金は、大きく2種類だ。簡単な説明もつけたのでご覧いただきたい。

  • 住民税:地方に納める税金。前年の所得により翌年の支払額が決まる。
  • 所得税:国に納める税金。毎月ざっくり徴収する。年末に正確な額を計算してその差分について返金したり追加徴収したりする。

住民税は前年の1/1-12/31までの所得によって翌年の支払額が決まる仕組みだ。そのため、「毎月ざっくり計算して年末で調整する」という所得税の納め方とは異なる。つまり、住民税については源泉徴収もされなければ年末調整も必要ない。

源泉徴収とは

所得税は前述の通り毎月ざっくり計算して徴収されている。このざっくり計算して徴収されることを源泉徴収という。

どのくらいざっくりかというと、「給与」「社会保険料「扶養家族」の3つで機械的に決定する。詳しい額は国税庁のHPから閲覧できる源泉徴収税額表を確認いただきたい。 

年末調整とは

以下の引用に詳しいが、要するに

源泉徴収した(ざっくり計算して徴収した)合計額と、年末に正確に計算した合計額を比較して多い分は返金し、足りない文は追加でもらう調整」と考えるとわかりやすい。

会社など給与の支払者は、役員又は使用人に対して給与を支払う際に所得税及び復興特別所得税源泉徴収を行っています。
 しかし、その年1年間に給与から源泉徴収をした所得税及び復興特別所得税の合計額は、必ずしもその人が1年間に納めるべき税額とはなりません。
 このため、1年間に源泉徴収をした所得税及び復興特別所得税の合計額と1年間に納めるべき所得税及び復興特別所得税額を一致させる必要があります。
 この手続を年末調整といいます。

No.2662 年末調整のしかた|源泉所得税|国税庁

体感的に理解できると思うが、普通のサラリーマンであれば年末調整の結果返金されることがほとんどだと思う。基本はちょっと多めに集めて、後から余った分を返すというスタンスなのだろう。

他にも、所得税をお安くなる条件が色々あるというのも返金されることが多い理由の一つだ。所得税が安くなることを控除という。例えば、生命保険だったり医療費だったり。この辺りは国税庁のHPを確認いただきたい。

所得金額から差し引かれる金額(所得控除)|所得税|国税庁

源泉徴収」と「年末調整」が「サラリーマンを搾取する陰謀だ」と言われる理由

我々サラリーマンが納税するための雑務に縛られることなく、本来の業務に集中できるという意味では素晴らしい仕組みである。その一方で、僕のように税金の仕組みをよく理解してなくても、税金が自動的に支払われてしまうという側面もある。後者の部分が誇張されて、「サラリーマンを搾取する陰謀だ」と言われているのでは、と推測される。

また、年末調整で行われる控除に関する手続きは全て自己申告制だ。もちろん、毎月税金を計算して支払う労力とくらべれば微々たるものだが、手続きを忘れてしまうと控除が受けられない。「税金を支払う時は自動的に徴収されてしまうのに、控除を受けるためには自己申告で、忘れたらもらえないなんて許せない!」という意見の方もいるそうだ。これも「サラリーマンを搾取する陰謀だ」と言われている所以かもしれない。

 

おしまい