たらこの日記

若者と呼ばれている君へ

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【書評】自分のことを若手だと思っている人は『デキる人が「当たり前」に身につけている! 仕事の基礎力 』田中 耕比古(著)を読んでみると良い

「この会社には仕事の基礎力がない人ばかりだから、若手を教育できる人がいない」

 

外資系コンサルからヘッドハンティングされてきた当時の上司は、入社1ヶ月でこんなことを部の集まりで話していた。その組織で一番若手の僕はどうしていいかわからず、間接的にディスられた気分でモヤモヤしながら本屋に駆け込んだ。「仕事の基礎力ってなんだろう」そう思って、浅はかにもそのままタイトルになっていた本書を手に取ったのだ。

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どんな人にオススメか

  • 入社してから仕事のやり方は基本的に自己流な人
  • 4月から入ってくる新入社員をちゃんと教育できるか不安な人
  • 「仕事のやり方が間違ってる」と言われたことのある人

ざっくりいうとこんな本

本書では、「仕事には成果の土台となる”型”がある」としている。戦略コンサル会社に20代で転職した著者は、コンサルタントが行う仕事の密度の高さに驚いたという。コンサルタントが実践している「高密度な仕事を実現するための型」の中で最も普遍的でどんな状況でも使えるものを「仕事の基礎力」と定義し、全33個の方法としてまとめられている。

印象に残ったポイント

1.相手の「正解」を想像してアテに行かず、自分なりの正解をぶつける

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「部長会の資料を作って置いて」と言われたときに、その資料の内容が、既に上司の頭の中で完成ている、なんてことはありません。その状態で、「どんな資料を作ればいいんですか」と上司に質問するのは、「僕の代わりに考えてください」と上司にお願いしているということです。

2.仕事をコントロールするための計画の建て方

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仕事の計画は「アプローチ」「タスク」「スケジュール」の3つのステップで考えるとスムーズに進みます

3.打ち合わせの冒頭で確認すべき2つの「前提」

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揃えるべき「前提」は二つあります。ひとつは「①その打ち合わせの目的・位置付け」で、もうひとつは「②議論するために持っているべき情報」です。

僕が実践していること

自分なりの正解をぶつけてみた

上司の依頼されたことは、とりあえず上司のご希望通りに仕上げて余計な仕事を増やさないというのが今までの僕のスタンスだった。そんな僕が自分なりの正解をぶつけてみたのだ。結果、良い面もあれば悪い面もあった。上司があんまり考えずに依頼している時は良いのだが、明確にやることが決まっているときにこれをやってしまうと炎上する。つまり、上司に正解がある仕事かどうかを都度見極めると良いかもしれない。それが結構難しいけど。。。

仕事を依頼されたら、アプローチ/タスク/スケジュールに細分化する

これは非常に効果的だ。よく依頼としてあるのが「なる早で」というやつだ。僕はこれが大嫌いだ。そんな依頼をされた時はアプローチ/タスク/スケジュールで細分化した資料を持っていき、最短でもこのくらいですと言ってみると、大体の場合はOKしてくれる。親身な人は、「このタスクはいらない」とかレビューしてくれるので手戻りが少なく済む。ただ、細分化するために時間と労力が結構かかるのが難点だ。しかし、手戻りが少なくなっているはずだから、最終的には効率化している(はず)。

会議の冒頭で位置付けと目的を明確にしてみる

若手でこれを突然言い出すと、嫌われる。なので言い方には気をつけたほうが良い。「すいません、ちょっと頭が追いついてなく、、、この会議が終わった段階でどうなってれば一番良い状態ですか?」と言いう聞き方をよくしていた。池上彰のように「良い質問ですね」と答えてくれる仏のような先輩社員もいるが、「後で話すから」とスルーされてしまうことも結構あった。ただ、位置付けと目的が不明確な会議が多すぎるということにも気づけたのはよかったことだ。

 

こんな感じで、すぐに実践できて効果のあるものがまとまっていて個人的には良い本だと思っている。興味のある人は、是非読んでみることをオススメする。

 

 

デキる人が「当たり前」に身につけている!  仕事の基礎力

デキる人が「当たり前」に身につけている! 仕事の基礎力

 

 【目次】

1章:「重要な仕事」に力を注ぐ!
基礎力① やるべきことを見極めよう
2章:「仕事の核」を見つけ、集中して取り組む
基礎力② やり方、手順を決める
3章:全体最適の視点を持つ
基礎力③ 正しく計画する
4章:答えを導く練習をする
基礎力④ 筋道を立てて考える
5章:言いたいことを明確にする
基礎力⑤ わかる資料を作る
6章:すれ違いを防ぐコミュニケーションの秘訣
基礎力⑥ 効果的に伝える
7章:同期で一番の出世頭になる
基礎力⑦ 働きながら成長する

おしまい